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皆さん、こんにちは! コア系トレーナーのさだです^^
前回のコラムで「骨盤・脊柱の安定システム」の全体像が理解できたと思います。
今回はそれらに関してもう少し詳しくみていきましょう!
まずは「骨・靭帯、筋力による骨盤・脊柱の安定性システム」に関して詳しく見てみましょう。

■脊柱の安定システム
まず脊柱の安定性に関して考えると、脊柱は椎骨が積木のように積み重なる構造をしているため、立位においては縦方向の安定性が高いことがわかります。その反面、前後左右方向には不安定なのが想像できると思います。
ただ人間はもちろん動く生き物です。動くということは脊柱に前後左右の力がかかってきます。
そう!こういった場面で脊柱を安定させるために活躍するのが「インナーユニット」でしたね!
なので脊柱に関しては「中間位=ニュートラルポジション」に保持され、「インナーユニットが正しく働いている状態」なのが一番て安定している状態だと言えますね!

■骨盤の安定システム
骨盤は寛骨が仙骨を挟み込むような構造をしているため、仙骨と寛骨にズレる力が働き、縦方向に不安定になりやすいです。しかし仙骨が寛骨に対して前傾することで、仙腸関節の締まりの位置となり安定性が高まります。
 

close-packed position
仙骨 - 前傾
寛骨 - 後傾

 
vol.3 図1.jpg

仙結節靭帯、仙棘靭帯、骨間靭帯などが緊張し骨盤全体が安定した肢位となる
 

Loose-packed position
仙骨 - 後傾
寛骨 - 前傾
 
 vol.3 図2.jpg

仙結節靭帯、仙棘靭帯、骨間靭帯などが弛緩し骨盤全体が緩んだ肢位となる

 

立位姿勢や座位姿勢では骨盤には常に上半身の体重がかかってきます。
ということは、仙骨が後傾している身体だと、骨盤が安定していない分、どこかに負担がかかることが容易に想像できると思います。

骨盤にとって重要なのは「荷重伝達」の機能です。骨盤が安定しないと多くの問題が身体に生じてしまうのです。
ただし骨盤も脊柱と同じく、動作に際して動きが起こります。なので仙骨を外力で「エイッ」とはめ込もうとしても、動くとすぐにズレてしまいます。この時に仙骨の前傾を保ってくれるのがやはり「インナーユニット」なのです。
特に「多裂筋」は仙骨の前傾を促す機能を持っているのです!ということはとても重要ですよね!

まとめてしまうと、やはり骨格が「ニュートラルポジション」に近く、「インナーユニット」が正しく働いていることが、骨盤・脊柱の安定に非常に重要になることが理解できたのではないでしょうか?
当サロンでの講習の中に「ペルコン」というものがあります。これは上記の骨盤の性質を利用し、誰でも簡単に骨盤を調整でき、しかもその後に「安定」させることができる内容です。興味ある方は是非受けてみてください^^

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皆さん、こんにちは! コア系トレーナーのさだです^^
前回のコラムで「インナーユニット」が正しく働くと、骨盤や脊柱が正しい位置で安定することを説明しました。
では「インナーユニット」を鍛えればそれだけでいいのか?と言われると、そうではありません。

まずは人間がどのようなシステムで骨盤や脊柱の安定性を保っているのかを知る必要があります。
これは腰痛改善や姿勢改善に必要な基礎知識になるので是非覚えておいてください。

■骨盤・脊柱の安定性システム
 骨盤・脊柱の安定性の維持には、以下の3つの要素が関与します。
1.骨 - 靭帯構造による構造的的支持  :(骨格構造的姿勢安定システム)
2.筋システムによる支持          :(筋肉による姿勢安定システム)
3.中枢神経による筋システムの制御  :(神経的姿勢調整システム)

 

多分節構造を持つ脊柱においては、この制御においても2つの要素を考慮する必要があります。

no.2挿絵.jpg

●椎骨の各分節レベルでの制御
  = インナーユニットによる制御

●脊柱全体の方向性の制御
 = アウターユニットによる制御

脊柱の効率的な安定性は、「インナーユニット」と「アウターユニット」による両要素の働きによってなされます。
骨盤・脊柱の動きをコントロールし安定性を保つため、本来2つの要素は相互に協力して働くのですが、悪姿勢の習慣や、仕事での動きの癖により、これらのバランスが崩れ、身体に様々な症状を起こしてしまうのです。

 
骨盤・脊柱が正しく制御されると、腰痛や背部痛、肩こりなどの体幹部に起こる様々な症状が改善されます。
そのために、目の前のクライアントがどこの部分に問題を抱えているかを見抜くことが必要になります。
「関節」に問題があるのか?「筋肉」に問題があるのか?それとも「中枢神経の筋制御」に問題があるのか?
問題の起きかたによってアプローチが変わってくるのは当然ですよね?
こうして考えると、筋強化と思われがちな「コア」のトレーニングですが、実は身体の動きを正確にコントロールさせることで「中枢神経による筋制御」システムを改善させている面が強いんですよね^^
 

みなさん、こんにちは! コア系トレーナーのさだです^^

今日は「インナーユニット」の機能について見ていきたいと思います
「コア」のトレーニングに大切なのは中間層にある筋肉、特に腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群の4つで形成される「インナーユニット」にアプローチすることでしたね!

では重要とされる「インナーユニット」はどんな機能をもっているのでしょうか?

簡単に言うと、腹圧を高め、骨盤を締め、骨盤・腰椎を正しい位置に安定させます。

 

腹横筋

腹横筋.jpg

多裂筋

 多裂筋.jpg

骨盤底筋群

骨盤底筋群.jpg

横隔膜

 横隔膜.jpg

胸背筋膜を緊張させ腹腔内圧を上昇させるとともに、仙腸関節を圧迫し安定性を高める。

仙骨を前傾させ、仙腸関節を閉鎖位にする。

多裂筋とともに仙骨の動きに関与し、仙腸関節の安定性を高める。

直接骨盤の安定には関わらないが、腹圧上昇を通して、骨盤・腰椎の安定性に関与する。

 インナーユニットの特徴は、アウターユニットと違い、「全方向」で骨盤・腰椎の安定性を保つことができることです。つまり、どのように動いても、インナーユニットが正しく働けば、骨盤・腰椎を正しく保持してくれるのです。

骨盤・腰椎が正しく保持されるということは、姿勢を正しく保つことができ、腰痛の予防・改善などに非常に効果的だと言う事です。またアウターユニットが働きやすい状態を作ります。つまり筋力を発揮しやすい状態になるのです。

どうでしょう?インナーユニットって大事ですよね!

徒手療法においてはあまり注目されないインナーユニットですが、腰痛治療などにはとても重要なアプローチ対象だということが解ったと思います。

皆さんも是非「インナーユニット」について調べてみてください!